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教員コラム

2009.10.22 - 共生デザイン学科  共生デザイン学科 立山徳子ゼミナール

立山ゼミでは、ヒト・モノ・コト(出来事や社会現象)の関係を考えながら、人間を取り巻く環境(自然環境や社会環境)のデザインを目指しています。たとえば「バリカン」のテーマから戦後の子どもの髪型の変化や反省の意味をもつ丸坊主など、子どもや若者の髪型が時代や社会状況のなかで変化してきていることを考えました。

また「手帳」のテーマでは、手帳によって私たちの生活が時間・場所・関係をコントロールすることができるようになったこと、日本人の記録好きな性格がある一方で、空白のある手帳を埋めようとスケジュール過剰な状況が生まれてきていることなど、ゼミ生同士の手帳を見せあいながら気づいてきました。
ゼミ論文に取り組む4年生のテーマも様々です。「音風景(サウンド・スケープ)」「家族ペット」「御香文化」「植物と人間生活」「スポーツと地域振興」「鬱病と社会」など、各自の興味・関心にそってオリジナルテーマに取り組んでいます。

夏休みには、ゼミ生同士の親睦を兼ねて箱根に2泊3日の合宿に行ってきました。気心の知れたゼミ仲間同士、秋学期からのディスカッションは一層活発になりそうです。

立山 徳子(共生デザイン学科)