2021.09.22 本の購入のきっかけがカバーデザインであったということはないでしょうか
夏目漱石は『吾輩は猫である』の序文で、自分が書いたものが自分の思うような体裁で世の中に出ることが出版を促すに充分な動機であるとのべています。『こゝろ』にいたっては自身で手がけているほどですから、いかに装丁に思いを寄せてい […]
夏目漱石は『吾輩は猫である』の序文で、自分が書いたものが自分の思うような体裁で世の中に出ることが出版を促すに充分な動機であるとのべています。『こゝろ』にいたっては自身で手がけているほどですから、いかに装丁に思いを寄せてい […]
新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされるようになって7ヶ月余り——。感染拡大防止と身の安全を護るため,さまざまな対策が講じられ,ワクチンの開発も異例の速さですすめられています。しかし収束する気配はいっこうになく,人びと […]
昨年の柳宗悦『手仕事の日本』をテーマとした展示を引き継ぎ,ことしもまた日本人の生活や美意識にフォーカスしたいと考えました。そこで柳の民芸運動とちょうど同じころ,昭和5年に発表された九鬼周造の『「いき」の構造』に注目しまし […]
人間共生学部共生デザイン学科では、希望すれば学芸員課程を履修することによって 学芸員資格を取得することができます。 これはいわゆる国家資格で、国で定められた博物館法に則ってカリキュラムが構成され、 それらの単位を満たせば […]
横浜・シルク博物館の御厚意と御協力のもとに2011年より始めた戦後横浜輸出スカーフ(横浜市工業技術支援センター所蔵)の展示も今回で6回目を迎えました。2016年は日伊国交樹立150年にあたることから、テーマは「イタリア」 […]
人間環境デザイン学科の設置科目「フィールドスタディ」は毎年、学科教員が持ち回りで担当し、それぞれの専門分野、興味や関心に応じて学生にぜひ体験し見聞を広めてほしいと考える現場(フィールド)に出かけてゆきます。それは国の内外 […]
横浜市中区山下町1番地、横浜港を臨み、開港当初は英国商社ジャーディン・マセソンがオフィスを構えていたといわれる一等地にシルクセンター・シルク博物館があります。1959(昭和34)年、横浜開港100周年事業として神奈川県、 […]
2014年2月14日。ハートフルなバレンタインデーであるはずの日本列島は未明から荒れ模様、人間共生学部の中庭も御覧のとおり景色を一変させました。 学生たちは、HED展(共生デザイン学科展)のオープニングを前に黙々と準備を […]
去る3月24日、第8期生の卒業生が旅立ってゆきました。いつになく早々と満開のときを迎えた桜の花に、別れをせかされるような思いを抱いた、切ない一日でした。 この日のために思いっきりおしゃれして、そして最後に思いっきりはじけ […]
4月3日、日本列島を襲った、あの春の嵐にも蕾を落とさず、枝を折ることなく、ここ室の木校地の桜もいつもどおり美しい景色を見せています。さすがに古来より歌に詠まれ、物語に綴られ、絵画に画かれるなど、日々の暮らしのなかで人びと […]