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教員コラム

2024.01.16 - コミュニケーション学科  サスティナブルな「X」を生む幸せプロジェクト

2023 年11月14日(火)~2月6日(火)の期間、横浜市立みなと総合高等学校2年生の皆さんと山田ゼミの学生も参加しての総合的な探究の時間における探究活動を行っています。
第1回目11月14日は、初めての顔合わせということで、皆さん少し緊張しておりましたが、自己紹介が始まると少しずつ和やかな雰囲気に包まれてきました。そのあと、私の専門分野・研究内容、課題探求に取り組むにあたって必要な検証方法などをお話ししました。
また、本学図書館司書の立石文恵先生にもお越しいただき、図書館検索やアンケートのルールなどについても分かりやすくお話していただきました。

今回の探究活動テーマは「サスティナブルなXが生む幸せプロジェクト」ですが、まず、この“X”を何するのかをグループ単位に分かれて検討しました。解決する課題のポイントは“できないこと”より“できること”に目を向けられるように、「身近なこと」を提示しました。その結果として“サスティナブルな服”ということでスタートしました。なぜかといいますと、「最近のファストファッションの流行で、安い服をすぐに買ってしまい、何回しか着ないですぐ捨ててしまうよね」、「でも年間に廃棄される量はどれくらい?」、「廃棄する服が増えていったら、環境問題に影響が出るよね」、「資源再生のための何か解決策はあるのだろうか?」などの高校生の活発なグループ・ディスカッションの中から生まれてきました。
さて、提示された課題を解決するための方法を仮説・検証し、考え抜くことが目標でありますから、課題解決を行う上で必要な情報収集方法については、本学図書館の立石文恵先生から、文献の引用や数値データの出所などのついての詳しい検索方法の助言もして頂きました。1時間半の授業でしたが、第一回の授業は瞬く間に終了しました。
第2回目の12月19日には、各グループの中間発表を実施しました。5グループの発表で、それぞれ真剣に学ぶ姿、堂々と自分の考えを述べる輝く姿に、頼もしい未来を感じました。
生徒さんからは「普段、このような機会に触れ合うことができないので、とても新鮮でした。“できること”の積み重ねが課題解決への糸口になることを学びました」「学生さんがフレンドリーで楽しい時間を過ごせました」「今までの学習とは全く違った見方ができ嬉しかった」「社会の一員として貢献する生き方が出来るように頑張りたい」等の感想も寄せられました。1月30日は、高校生のみなさんを応援するために、みなと総合高校へ足を運びます。本当に楽しみです。
最終回には、選ばれたグループの最終発表会が行われ、優秀者の発表ですが、私は、今回の活動を行った皆さんに最優秀のカップを授与したい気持ちでいっぱいです。このような“能動的学び”によって、価値観の多様化する現代社会において必要な、他者と力を合わせる資質も育まれたと確信しています。
このような素晴らしい機会を頂き、心から感謝申し上げます。

全体学習

グループ学習

グループ別発表