2018.07.27 - 共生デザイン学科 立山 徳子 デザイン・プロジェクト3「カンボジア伝統絹絣再生プロジェクト訪問」
20年もの間つづいた内戦の歴史の中で、人の命も自然も失ってきたカンボジア。
そのカンボジアに古くから伝わる草木染めによる絹絣の織物を復活させたIKTT
(Institute for Khmer Traditional Textiles),通称:「伝統の森」の壮大なプロジェクトを体験・学習しました。
失われた人の営み、村の姿、平和な暮らし、戦火により焼き払われ、地雷が埋められた大地を開墾し、草木や森を再生し、カンボジア全土から染めや織りの技をもつ人々を募って再生したこの村。今では世界のトップブランド・デザイナーが注目するほどの質の高い布が織られています。
私たちはこの滞在を通じて、自然環境と社会環境の両輪がそろって初めて生まれる持続可能な生き方を考え直しています。
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内戦を乗り越え、復活した伝統の絹織物
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村の女性たちは子どものそばで仕事します
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草木や昆虫の巣から染め出した絹糸
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絹のハンカチに染色体験した作品と