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教員コラム

2019.03.29 - 共生デザイン学科  学生が企画するデザイン思考のワークショップ

近年話題となり、イノベーションを生むのに役立つと言われている概念に「デザイン思考(Design Thinking)」があります。
これは、デザインで行われていたプロセスを他分野に生かすというものです。
佐々ゼミナールでは、「デザイン思考」を学ぶことを一つの柱にしています。
この教員コラムでは、ゼミのデザイン思考への取り組みを紹介しようと思います。デザイン思考は
1.共感(Empathize)
2.課題を定義する(Define)
3.アイディアを練る(Ideate)
4.プロトタイプを作る(試作)(Prototype)
5.検証する(Test)
というプロセスから構成されます。詳細は後ほど紹介する漫画や書籍を参考にしてください。
ゼミでは、「デザイン思考」を以下のようにして学んでいます。
(1) ゼミ生を二つのチームに分ける
(2) 1ヶ月の間にデザイン思考を自ら学び、ワークショップをチームごとに企画
(3) 外部有識者を招聘し審査員になっていただき企画コンペを実施
(4) 企画コンペに勝ったチームの案で、協力企業に対してデザイン思考のワークショップを実施
(5) 企業向けのワークショップでは、企業に協力を頂き、企業の研修センターで社員の方と学生を交えて実施(冒頭の写真)
この取り組みは大変効果があり、終了後には全員「デザイン思考」を完全に理解することができたとともに、社会人との交流により貴重な経験が得られたようです。

後日談ですが、企画コンペでは私のポケットマネーで賞品(予算の範囲内で学びに関連する商品や書籍を購入できる権利)を準備しています。しかし、達成感が物欲を上回り、ゼミ生は賞品を忘れてしまったようです。この教員コラムをゼミ生に発見されたら「先生〜〜」となるかもしれませんが、要求されるまで放っておこうと思います。

佐々ゼミナール・ホームページ:http://33lab.com

↑デザイン思考の関連書籍
私が持っているデザイン思考の関連書籍です。お勧めは一番上にある「まんがでわかるデザイン思考」です。
シンプルに、わかりやすくまとまっています。漫画ですから40分もあれば読めます。興味があれば読んでみてください。