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教員コラム

2013.11.28 - 共生デザイン学科  香水びんのプロダクト・デザイン

佐野ゼミナールでは、製品のプロダクト・デザインから、廃棄物のリサイクル技術の開発まで、幅広い研究を進めています。卒業研究のひとつとして、香水びんのプロダクト・デザインをご紹介します。このテーマは、ひとりの学生がびんの形状、デザイン、製造方法に興味を持っていて、提案されたものです。
この研究でのプロダクト・デザインの大まかなプロセスは、
①香水びんのイメージ画を何枚もデッサン
②びん形状の最終決定
③コンピューターによる3次元データの作成
④3次元プリンター
による試作品の製作です。

学生は、課外授業として、実際のデザイン事務所にて、コンピューター操作の指導を受けながら何とか香水瓶の3次元データを完成させました(写真1)。香水びんの試作品は、プラスチック製ですが、とてもきれいに仕上がりました(写真2)。
このオリジナル形状の香水びんのデザイン・コンセプトは、
①ユニット機能
②びんの色彩と香りの調和
③製造コストの低減化
等々です。写真の香水びんをじっくりご覧になった方が、何かひとつでも学生によるコンセプト、発想を読み取ってもらえれば、学生、私も大変に嬉しいです。

写真1 3次元データの作成
写真2 学生がデザインした香水瓶の試作品

この研究に触発されて、学生がオリジナル香水(香りのデザイン)の調合研究を進めています。

佐野 慶一郎(共生デザイン学科)