2021.12.07 - コミュニケーション学科 奥田 博子 フィールドワークの企画・立案、実践、分析、検証とは
昨年度プロジェクト科目では、新型コロナウイルス感染拡大のため、計画していた被爆地広島におけるフィールドワークを断念しなければならなかった。そのため、今なお感染拡大が続くなか、今年度はまず春休みに受講生6名全員とともに日程調整を行って、日帰りできる関東圏に遺る「さきの大戦」の戦跡など4つの場所を選択して、そして天気予報の月間予測などを用いてフィールドワークの企画・立案、実践、分析、検証することにした。
もちろん、感染拡大が収束もしくは終息して大学から宿泊をともなう活動が許可されるようになった場合には、あらためて被爆地広島、あるいは長崎におけるフィールドワークに行くことを提案していた。残念ながら、いまだに収束も終息も見えないため、フィールドワークを実行するうえで、オンライン授業で疲弊する学生のために年度末の忙しい時期にもかかわらず経理・事務処理を快く引き受けてくださった職員の方々に、この場を借りて心から感謝を伝えたい。
そして、日帰りで行ったフィールドワークをまとめて「視点を変えてみてみるだけで、気づけることがいくつもありました」「自分が知らなかった……知識を得ることができた」「平和に対する人々の想いがダイレクトに伝わってきました」という意見が寄せてくれた学生一人ひとりにも、コロナ禍でさまざまな制約を受けながら臨機応変に協力してくれて「どうもありがとう」と言いたい。
2021年度プロジェクト科目受講生のフィールドワーク撮影写真から