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教員コラム

2011.02.10 - コミュニケーション学科  卒業シーズン

本学の卒業式は毎年3月24日と決まっています。なぜ、この日が選ばれたのかは、わかりませんが、毎年、その日が何曜日であっても、必ず、3月24日に卒業式を行っています。高等学校の卒業式を2月に行うこともあるようですが、日本では、一般的に卒業式は3月に執り行われるのが通例で、したがって、「卒業シーズン」は自然に「3月」となるように思います。

しかし、大学では、最後の試験が1月末から2月初旬に終了し、その時期に、卒業論文や卒業研究の最終提出も行われるので、4年生にとって、一番の頑張り時は、ちょうど今頃といえるでしょう。私が担当するゼミナールでは、4年生の最後に論文を提出することを義務付けています。今年の4年生も、苦労しながら、数々の力作を完成させました。

コミュニケーション学科では、各ゼミナールから1本ずつの優秀論文を選抜し、毎年、ゼミナール論文集を作成しています。私も、これから、どの論文を推薦するか、選択しなければなりません。4年生の論文は、ひとつひとつが、各自にとって、大学4年間の集大成です。どれだけ、頑張ってきたのか、ひとりひとりの普段の努力を知っているだけに、最優秀のひとつだけを選ぶ作業は、結構大変です。各ゼミナールから選抜された論文の中から、さらに選抜された優秀な論文は、卒業パーティーの席上で表彰されることになっています。

毎年、卒業式の日の4年生は、充実した大学生活を反映するかのように、晴れ晴れとした輝いた顔を見せてくれます。今年も、そんな4年生の顔を見るのを楽しみにしています。

松下 倫子(コミュニケーション学科)