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教員コラム

2021.07.21 - 共生デザイン学科  デザイン・プロジェクトでフローリングと家具が完成

私が担当する「デザイン・プロジェクト」は「空き家の再生活用」がテーマです。実際の空き家を舞台に、学生たちが創意と工夫を凝らして活躍します。
今年度は、共生デザイン学科3年生が横浜市金沢区の「海の公園」近くの空き家をシェアハウスとした「海ちかスタジオ」で、フローリングのDIY施工とオリジナルの家具づくりを行いました。
このシェアハウスでは、1階の和室が地域に開かれた多目的のスペースに生まれ変わる予定です。まずは、畳からフローリングにする作業をDIYで実施します。写真のように、透湿防湿シートを敷いて、根太を並べ(写真1)、断熱材を敷き込み(写真2)、その上に神奈川県産のヒノキの無垢板をビスで固定していきます(写真3)。

写真1 透湿防湿シートを敷き、根太を並べる

 

写真2 断熱材(スタイフォフォーム)を敷き込む

 

写真3 ヒノキの無垢板(25mm厚)をインパクトドライバで固定する

慣れない作業で、はじめは恐る恐る作業を進めていきますが、徐々に工具の扱いもうまくなり、指示を待つのではなく、自分たちで考え作業できるようになっていきました。皆で協力し、最終的にはDIY作業であるものの本格的な素晴らしい床に仕上がりました(写真4)。

写真4 フローリングを完成させて集合写真

続いて、このシェアハウスで使用する家具(椅子・ベンチ)を製作します(写真5 , 6)。4種類の椅子、ベンチは、どれもオリジナルの設計で、いろいろと苦労しましたが、困難を乗り越え見事に完成させました(写真7)。

写真5 ベンチの製作風景

 

写真6 収納可能なベンチの製作風景

写真7 完成したフローリングと家具

学生たちは大きな達成感を味わったようです。自分たちの手による床と家具をいつまでも愛おしそうに撫でまわしていました。
新たなフローリングと家具が加わり、「海ちかスタジオ」は更に魅力を増したようです。この場所で、皆が集まる楽しいイベントを早く開催したいですね。