2021.01.06 - 共生デザイン学科 神野 由紀 コロナ禍での展覧会の在り方について
コロナによる影響は、展覧会開催のスタイルも変えています。美術館・博物館に足を運んで直に作品を鑑賞できるというのが展覧会の一番の楽しみであるといえます。昨年はオリンピック開催予定だったこともあり、日本美術・文化に関するかなり大規模な展覧会が企画されていましたが、多くの美術館が企画の延期を余儀なくされ、その後も事前予約制など工夫しながら来場者を制限しています。その一方で、実施できなかった展覧会については「オンライン展覧会」というスタイルで、少しでもその内容を伝えようと学芸員の方たちの努力が続いています。
共生デザイン学科の学芸員課程では毎年、実際に学科の所蔵する作品を中心とした展覧会を企画するという演習授業を行っています。今年度の企画展は「世界のモダンデザイン―椅子と照明を中心に―」というタイトルで、現在図書館分館2階で開催しています。図書館は開館を続けていたので、本展覧会も無事開催にこぎつけましたが、実際に椅子に座って照明の具合などを試せる企画とあって、正直オンライン開催になってしまっていたら、限界があったと思います。会期は1月26日までですので、図書館に立ち寄った際には、是非学生たちの成果をご覧ください。
また、共生デザイン学科では毎年2月に卒業研究をはじめとする学修成果を展示する学科展を開催しています。こちらは今年度、オンライン開催になります。詳細は準備ができましたら学部HPで案内します。