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教員コラム

2018.10.25 - 共生デザイン学科  ワークショップ「不織布を使ってミサンガを作ろう!」

淡野ゼミは、モノやコトを考え、それを表現として可視化させる(見えないことも含め見えるようにする)ことでこれまでにない気付きを体験することを目的としたゼミです。

去る10月13日(土)山陽印刷株式会社にて「不織布を使ってミサンガを作ろう!」というワークショップを実施しました。不織布とは繊維を織らずに絡み合わせたシート状の紙などの素材を言います。山陽印刷ではこうした不織布を使用して印刷機のインクをふき取るのですが、これらは全て廃棄物になってしまいます。そこでこの廃棄物になってしまう不織布を利用して何かできないか、ということでミサンガを制作し再利用するワークショップをすることになりました。

このワークショップは山陽印刷が主催する「会社まるごとギャラリー」というイベントの一環でこのワークショップの他にも多くの作家さんや周辺企業が参加して行われた文化事業です。関東学院大学は社会連携事業として地域社会との連携を多く行っています。こうした関わりは地域を活性化させると共に学生たちにとって多くの学びの場を得ることにも繋がっています。

当日は小さなお子さんからお年寄りまで参加いただき、活気ある楽しいイベントになりました。学生にとっても他者に教える、という普段にはない体験を通じて、わかりやすく相手に伝えるということの意味を学べたようです。

本ゼミではこうしたイベントの他にも企業とのコンペ(デザイン等の公募)やゼミでの表現活動を通じて、可視化や具現化(カタチにすること)を継続的に実施しています。体験することで得られる気付きによって進路や将来の夢に近付ける場を今後も展開していきます。