2022.10.04 - コミュニケーション学科 黒﨑 真由美 2022年度 コミュニケーション・プロジェクト5&6報告
コミュニケーション・プロジェクト(以下CP)5&6は、英語圏の大学での語学研修プログラムです。CP5は4~5週間、CP6は8~10週間です。期間中は、現地の家庭にホームステイ、あるいは大学の寮に滞在します。英語の学習はもとより、海外で「生活する」ことによって、異文化世界を自分の目で見て、身体で感じる学びを得ることができます。
新型コロナウイルス感染症が報告されて以降、人の動きが制限されてきました。その結果、このプロジェクトは、2020年度は海外への渡航が禁止となり、学内での英語と海外文化の学修となりました。2021年度は海外大学のオンライン授業参加という形式を採用しました。今年度は渡航が可能となり、学生たちはオーストラリアのニューカッスル大学(The University of Newcastle)での研修に参加しました。
学生時代に留学を経験できないのではないかと不安に思っていた参加者にとって、この研修は貴重な体験となりました。授業の参加、クラブ活動を通した現地学生との交流、ホームステイ経験等、有意義な日々を過ごすことができました。オーストラリアの人たちの優しさに感動し、また日本の魅力を再確認しました。全員が優秀な成績を収めて帰国したこともお伝えしておきます。彼らのメール、報告書の抜粋と写真を用いて、その様子をご紹介します。(原文のまま)
〈ホストファミリーのこと〉
ホームステイ二日目、ホストマザーのチェリルと友人のHが私の誕生日を祝ってくれました。チェリルがオーストラリアの有名なデザート・パブロバを作ってくれて、美味しく食べました。(写真参照)チェリルの友人みんなが、誕生日おめでとうと声をかけてくれて、とても優しい人達とホストマザーに恵まれました。これからのオーストラリア留学も充実したものにしていきたいです。
〈大学での授業〉
オーストラリアでの五週間の語学研修を終えて、語学力の向上と精神面の成長ができたと思います。まず、語学力向上に関して、私が今回この語学研修に参加した一番の目的は語学力の向上をはかるためでした。Intermediateというクラスに入り、thatや比較級、最上級の使い方、プレゼンテーション、ディスカッション、グラフを読み取り文章を書く練習などをしました。
〈将来について〉
将来、自分はホテル業に就きたいと思っています。この留学で、海外の方とのコミュニケーションや文化について知ることができた経験をその職業での面接や、就職してからも活かすことをできるように、これからも忘れず勉強も続けていきたいと思います。
〈留学を終えて〉
『留学どうだった?』と聞かれると、とにかく新しい経験ばかりで密度の濃すぎる三ヶ月だったと言えるでしょう。私にとって家族のもとを離れて生活するのは初めてのことでした。そして友人も誰一人いない土地で、言葉も満足に通じない生活に私はとても緊張しました。しかし、留学を終えた今、勇気を出して留学に行って沢山の経験を得られ、自分自身とても成長したと感じています。(途中略)
私はオーストラリアに留学することで英語の能力と学習意欲も向上しました。そして、国や文化が異なる人々と触れ合うことでき客観的に日本という国の文化を感じる事ができました。他にも異国の地で友人と呼べる人ができ、日本ではできない経験を得る事ができました。特に、オーストラリアには様々な人種、民族、宗教の人が住んでおり、人種差別や宗教についても身近に学べると思いました。今回の留学は3ヶ月の間だけでしたが、もっと長期間オーストラリアで勉強したいと感じました。