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教員コラム

2012.02.16 - コミュニケーション学科  異文化理解 ― 国際社会文化スタディの実施

コミュニケーション学科では、異文化を体験し理解するための実践教育の一環として、「国際社会文化スタディ」という集中講義が設けられています。様々な国の文化に触れるため、学科の教員がローテーションで担当することになっています。グローバル化の進む現代社会では、異文化コミュニケーションの能力を高めることが必要不可欠です。そのため、異なる文化・生活・習慣などを体験的に把握し、歴史や伝統的な文化、多元的な価値観を相互的な交流・理解によって尊重し合う態度を養うことが本講義の目的とされています。
私が担当したのは2011年度10月下旬頃1週間にわたって中国の北京と上海で行われた研修です。まずは中国の長い歴史に彩られた北京を訪れ、世界遺産の「故宮」(地上の中心として歴代皇帝が君臨し続けた皇宮紫禁城)と「万里長城」(歴代王朝が2500年もの長きにわたって築き上げてきた雄大な城壁)を見学し、中国の歴史・文化の変遷に触れました。それから、中国近代百年の経済・人文の発展を代表する都市上海を訪問し、活気や魅力が溢れている外灘や豫園、新天地、七宝老街などを自分の目で見ることによって、懐かしさと新しさが混在する躍動と雑踏の街を体感しました。

北京郊外の万里長城(世界遺産) 上海最古の歴史ある七宝老街

学生にとって一番印象に残っているのはやはり中国の大学生との交流でした。異なる文化を持っている同年代の北京第二外国語大学および上海理工大学の大学生と、相互の考え方や価値観、ライフスタイルだけではなく、若者文化に関わる話題(アニメやファッション、アイドルなど)にもお互いの関心が引き寄せられ、楽しい雰囲気の中で活発に話し合うことができました。今でもメールで交流を続けている学生が少なくないようです。私も、この実習に参加した日中大学生たちの相手国の文化に対する相互認識や態度の変化を見て、若者世代間の異文化コミュニケーションの大切さを改めて感じました。

北京第二外国語大学にての交流会 上海にて中国茶の体験

施 桂栄(コミュニケーション学科)