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教員コラム

2012.09.06 - コミュニケーション学科  ゼミの実践活動:ディベート大会の開催

本ゼミでは、コミュニケーション能力を向上させるための実践活動の一環として、毎年ディベート大会を開催しています。今年度の大会は6月16日に本学の関内メディアセンターで開かれました。三つのテーマが設定され、テーマごとにランダムに作られた賛成と反対の両チームの間でディベートが行われました。各チームは自らのテーマと立場(賛成または反対)が決められてからの約1ヵ月間の間に、資料の収集・理解・分析や論証方法の検討、プレゼンテーション資料の作成など事前準備をしっかりと行って、本番のディベートでは個人とチームの力を一所懸命発揮してくれました。このようなディベート大会に参加することによって、以下のような能力が実践的に鍛えられたと思います。

① 資料をまとめる能力:資料をどのように適切に理解し要約するか、

② 論理的な思考力:相手の主張をどのように反論するか、

③ 伝える能力(プレゼンテーション):相手にどのように分かりやすく説明するか、

④ 質問力:相手の考えや本音をどのように聞き出すか、

⑤ 説得力:自チームの主張をどのように納得させるか、

⑥ チームワーク:目標を達成するために、自分の役割をどのように果たすか、

他のメンバーとどのように協力し合うかなど。その他には、「自分の思っている事を言うのは、とても大事な事だと気づき、ゼミ生たちの信頼や、絆も深まった」、「集団の中での自分の得意分野と不得意分野を理解することができた」、「人前で話すことがあまり得意ではなかったが、今回のディベートでちゃんと質問・応答ができ、以前より少し平気になった」、「初めはディベート大会をいやだなーっと思っていたが、やってみると普段のゼミより刺激的で楽しかったし、自分の成長にも繋がったと思う」、「ディベートは就職活動でも、会社に入ってからも必要なので、大事なことだと思う。そして、経験を積むことが何よりだと実感したので、この経験を糧に次につなげていきたいと思う」、というような感想もたくさんありました。

施 桂栄(コミュニケーション学科)