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教員コラム

2013.09.05 - 共生デザイン学科  身近な人の職業をしらべよう―大学教員編―

皆さんこんにちは、共生デザイン学科の二宮咲子です。専門分野は環境社会学と保全生態学です。二宮ゼミでは関東学院大学周辺の里山や川などの身近な自然だけでなく、夏には清流豊かな長野県の山村を、冬には360度パノラマの雪原が広がる北海道の湿原をフィールドに、社会と自然との関係性の調査をおこなっていきます。学生は地球の大地をキャンパスに、地域の暮らしをお手本に。自然と共生する社会のあり方を、たくさんの個性豊かな人びとと共に考え、心豊かな暮らしをデザインする力を4年間で身につけます。
ところでわたしは先日、「大学教員ってどんな職業」というインタビューを受けました。わたしの娘からです。中学校の夏休みの課題が「身近な人の職業」についてインタビュー報告をすること、というわけで、次のような質問に答えていきました。
大学教員といえども千差万別ですが、なんとなく秘密のベールに包まれている感じが共通しませんか……そこで、12歳の目線から、その一端をご紹介できればと思います。
そして、本学の受験を控えている皆さんへ。最後のQ8「今、進路を考えている中学生へのアドバイス」への答えは、「今、進路を考えている受験生への応援メッセージ」にかえて、このコラムをお届けします。受験生の皆さん、4月にキャンパスでお会いしましょう。

Q1 調べた職業
A1 大学教員
Q2 働いている時間帯
A2 日によって異なる。平均8時30分から20時30分。一番長い時は24時間(徹夜)。
Q3 仕事の内容
A3 (1)教育活動:授業は週1回90分を15回、1年で14科目。ゼミナールは約10人をテーマ別に研究指導する。
(2)研究活動:研究テーマを決めて調査し、調査結果を論文や本にして発表する。研究会や学会で色々な人と議論する。
(3)大学運営:大学をより良い場所にするにはどうしたらよいか会議する。
Q4 その職業に必要な資格や免許
A4 大学院の博士課程を修了していること、または専門分野で世の中に認められる結果を残していること等。
Q5 その職業にはどんな人が向いているか。何が一番必要か。
A5 新しいことやまだ誰も考えたことがないことに挑戦したい人。人に難しいことを分かりやすく教えることができる人。ワクワクし、めげない心が一番大切。
Q6 仕事の中で大変なことやつらいことは何か。
A6 たくさん締め切りがあること。仕上がらないときは徹夜しなければならないこと。
Q7 仕事の中で楽しいこと、嬉しいこと、生きがいを感じることは何か。
A7 学生がやる気をもって講義やゼミナールで学ぼうとしてくれること。おもしろい、良かった、と言ってもらえること。
Q8 今、進路を考えている中学生へのアドバイス
A8 進路を選ぶための基礎的なことをする時間です。根気よく、体力・気力・知力づくりをしよう。そして、無限の可能性を広げよう。

二宮 咲子(共生デザイン学科)