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教員紹介

共生デザイン学科立山 徳子

職 名 教授
専攻分野 都市社会学、家族社会学、パーソナル・ネットワーク論、郊外社会研究
最終学歴 東京都立大学大学院 社会科学研究科社会学専攻博士課程 単位取得満期退学
学部担当科目 社会生活学入門、ライフデザイン論、社会生活調査法、地域コミュニティの形成
長期研究テーマ 戦後日本の郊外住宅地をめぐる言説分析
長期研究テーマ
内容
 戦後、都市部周辺で急速に広まった郊外住宅地がそれぞれの時代において、どのように語られながら誕生・形成・展開してきたのか。郊外住宅地をめぐる様々な分野(建築、都市計画、住宅政策、地域コミュニティ論、社会学‥)の雑誌・新聞記事・映像を資料として整理する作業をしています。
短期研究テーマ 都市度別に見たリタイア期夫婦の夫婦役割関係とパーソナル・ネットワークに関する研究
短期研究テーマ
内容
 地域や家族における父親(夫)不在が指摘されてきた団塊世代の男性が、定年退職によって地域・家族に「デビュー」する際、彼らの地域・家族における関係性の再構築は可能であるのか。この研究では、都心・郊外・村落という異なる居住者を対象として、夫が定年退職したばかりのリタイア夫婦のネットワークを分析するものです。これによりリタイア夫婦が直面する「熟年離婚」や地域社会のなかで(特に夫の)「居場所探し」といった今日的問題を理解すると同時に、リタイア世代夫婦の持つサポート資源を考えてゆくつもりです。
皆様へ
メッセージ
 私たちの周りには、さまざまな“モノ(物質)”と“コト(出来事)”が日々溢れています。自動車や住宅、被服や文具・・・。こうした“モノ”たちはデザインされ、洗練された商品として生産・消費され続けています。一方、一生独身か結婚するか、子供は産むのか、産むとしたらいつ・何人産むのか、はたまたどんな仕事に就くのか・・・といった選択の数々も、いわば“人生設計”というデザインの産物と言えます。つまり、あらゆる“モノ”や“コト”は、何らかのかたちでデザインされているのです。そして「デザインする」とは、人間の何らかの意図を介在させる行為なのだと言えるでしょう。
 では、現代社会に埋め込まれたあらゆる“モノ”や“コト”がデザインされたものだとすれば、それらはどういった方向性をもってデザインされてきたのでしょう?講義やゼミでは社会学の視点から、あらゆるデザインが社会規範を反映させた結果としてあること、社会のあり方とデザインの考察から、ヒト・モノ・コトの関係を考えてゆきます。
お問い合わせ tateyama@kanto-gakuin.ac.jp
主要業績
  • ①「3章 産業化と家族変動」「4章 現代日本における家族の変容」「5章 夫婦役割と社会的ネットワーク」「6章 都市空間の中の家族」「7章 都市度とパーソナル・ネットワーク」「8章 ネットワークからみた子育て」(放送大学テキスト、森岡清志編著『パーソナル・ネットワーク論(’12)』所収)(2012年)
  • ②「都市空間の中の子育てネットワーク -家族・コミュニティ問題」の視点から‐」日本都市社会学会『日本都市社会学会年報』第29号(2010年)
  • ③「都市度別にみた世帯内ネットワークと子育て」日本家族社会学会『家族社会学研究』第22巻1号(2010年)
  • ④「都市度とネットワークから見た子育て」(株)明治安田生活福祉研究所『クォータリー生活福祉研究』第65号  p20-32(2008年)
  • ⑤『「家族」はどこへいく』(共著、青弓社、2007年)
  • ⑥『新版 新世紀の家族さがし』(共著、学文社、2007年)
  • ⑦『よくわかる社会学』(共著、ミネルヴァ書房、2006年)
  • ⑧『リーディングス ネットワーク論‐家族・コミュニティ・社会関係資本‐』(共訳、勁草書房、2006年)
  • ⑨「都市度による親族ネットワークの空間分布と子育て環境サポート」(日本家族社会学会全国家族調査委員会 第2回家族についての全国調査(NFRJ03)第二次報告書No2、澤口恵一・神原文子編『親子・きょうだい・サポートネットワーク』、2006年)
  • ⑩「首都圏都市空間における「近代家族」の在り処 ‐1970~2000年国勢調査データに見る家族変動‐」(財団法人家計経済研究所『季刊家計経済研究』no.66、2005年)
  • ⑪『新編東京圏の社会地図 1975-1990 』(共著、東京大学出版会、2004年 *第4回日本都市社会学会(磯村英一記念)賞受賞、2005年)

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