2025.10.01 - コミュニケーション学科 山田 留里子 成長し続ける学生たち プロジェクトの成果をオープンキャンパスで発表
本年のニケーション・プロジェクト16のフィールドワークは、53名という参加者多数のため、4月17日~4月19日(プロジェクト8:施桂栄教授担当との合同)、5月12日~14日、5月26日~28日の3回に分けて実施しました。主とした内容としては、長崎市役所でディスカッション、長崎原爆資料館での平和学習、グラバー園や出島での多文化共生学習に加え、今回からハウステンボスにおける観光ホスピタリティ学習も実施しました。
今回4回目となる研修テーマは、「SDGsを取り入れた長崎における地域創生を学び発信しよう」です。なぜ、“SDGs”なのかといえば、まず本年2025年は“SDGs”の折り返し地点になる重要な年ですが、世界を見るとパンデミックやウクライナ情勢などに代表されるような私たちを取り巻く課題は依然として様々です。このような環境にあって、“SDGs”の目標の意味を考えながら、答えの定まらない世界的問題を解決していく意識を変革していくための「コミュニケーション力」、「チーム力」、「課題解決力」など、いわゆるグローバル人材として求められる力を育成していきたいと考えたからです。このようなテーマを設定した中で、「実際に長崎に行ってその実情を自分の目で見よう」という学生が集まりました。
長崎市役所では職員の方から、特にSDGs11「住み続けられる街づくりを」の取り組みとして、高齢化や人口減少など市が抱える課題に対しての具体的な課題解決策を伺うことができました。参加した洞沢裕太さんからは、「具体的な取り組みをたくさん学べてとても良かったです。特に、人口減少が進む中でのコンパクトシティへの挑戦が印象に残っています」。また、吉田光穂さんからは「山に囲まれた長崎の土地をうまく取り入れ、例えば、長崎の夜景が世界三大夜景に選ばれたことや坂道をうまく利用してケーブルカーを設置して街の特徴に綱が得ている試みには感動しました」など、
ディスカッションの中でたくさんの感想が生まれ、お話の中であった場所に足を運び阿多地域の方へのインタビューも行いました。

「長崎市役所で講義を受け、活発にディスカッションする学生たち」

「メモを取った地域創生化の現場に足を運び、地域の方にお話を聞く。市役所屋上で」
また、ある学生が「一番訪れてほしいところはどこですか」という質問には、間髪を入れずに「原爆資料館です」とお話しされた。学生たちは平和への祈りをこめて鶴を折り、語り部の方からお話しを聞くこともできました。さらにこの日はハンガリー大統領を歓迎することもでき、その様子は長崎の放送局にも放映されました。

「平和へ祈りを込め鶴を折り熱心に話を聞く学生」「テレビ放映された歓迎の様子」

「ハウステンボス、眼鏡橋、稲佐山、浜町アーケード内巨大パフェ等も楽しむ」
プロジェクトの成果は、6月13日、7月13日、8月23日に実施されたオープンキャンパスでの学生たちが生き生きと活躍する姿に見ることができました。

「オープンキャンパスで生き生きと活躍する学生さんたち」
QRコードは、前回参加した中野平慈さんによるYouTube発信です。