2016.09.09 - コミュニケーション学科 山田 留里子 平和の原点の地長崎で学んだ「一歩」の大切さ ―九州・長崎での「地域研究実習」―
「地域研究実習」とは、大学を離れ地域を訪れ体験的に学ぶことのできる科目です。今年は8月1日(月)~8月4日(木)長崎をフィールドとしました。連日の猛暑の中でしたが意欲的に長崎の文化や歴史を学びました。訪れた場所は、新地中華街、唐人屋敷跡、グラバー園、出島、稲佐山、長崎原爆資料館、平和公園、原爆落下中心地等。特に今回幸運にも国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館の智多正信館長にお会いすることができ、被爆地長崎のことをたくさん教えて頂き、平和の語り部の方からは、被爆者の体験談をお聞きすることもできました。本年オバマ米大統領は、現職大統領として初めて広島を訪問し、平和記念資料館を視察し原爆死没者慰霊碑に献花した後、所感を述べました。その多くの人々の思いが一つの実を結んだ歴史的な本年、私たちは友人に語りかけ「平和への決意」をしたためました。その色紙を直接館長にお渡し祈りの場所にも飾って下さり感動の瞬間ともなりました。「希望を広げてゆく日常の行動を通して、人間共生の平和な社会を築いていこう!」と新たに決意することのできた充実した実習となりました。
① グラバー園(幕末期・明治時代の洋館群) ②唐人屋敷跡(今も4つのお堂が残る館内町)
③新地中華街 ④-1語り部にお話を伺う
④-2智多館長にお話を伺う ⑤展示して頂いた色紙
山田 留里子(コミュニケーション学科)