2024.05.28 - 共生デザイン学科 立山 徳子 デザイン・プロジェクトーいすみ鉄道のブランディングー
共生デザイン学科では、各教員がデザイン・プロジェクトという科目を担当しています。
この科目では、学生たちが学外の地域・団体・企業にお邪魔をし、学生たちのデザイン提案によって、それぞれの現状における課題解決を目指します。デザイン提案の内容は、モノだけではなく、イベントや事業・プロジェクト企画などのコトも対象です。
私が担当するデザイン・プロジェクト03では、千葉県いすみ市と大多喜町を走るいすみ鉄道(https://isumirail.co.jp/)をブランディングするプロジェクトが進行中です。地域の人口が減少する地方の鉄道は、もはや「地域の足」としての役割は期待できず、第三セクターによる運営が続いています。この点はいすみ鉄道も例外ではありませんが、首都圏から比較的近い場所を走るローカル線として、「地域の足」であるよりも「観光の資源」「地域のシンボル」としての期待がされています。
学生たちは3泊4日の現地合宿で地域の人々へのインタビューや観察、またいすみ鉄道を巡る地元の方や首都圏からの方々を交えたワークショップなどを通じて、いすみ鉄道といすみ市内の観光資源とをどのように結びつければいいのか、デザイン提案をしてゆきます。