2019.11.25 - 共生デザイン学科 立山 徳子 災害被災者インタビュー
大学のブランディング事業として「防災・減災・復興学研究所」があり、土木工学、心理学、情報学、社会学など幅広い分野の研究者が集まり、災害への対応の研究を進めています。
私は社会学を専門とする立場から、災害被害者のパーソナル・ネットワークとサポートの実態をテーマにインタビュー調査をしています。日本は地震・津波・台風・火山噴火・・・と自然災害の多い国ですが、私は現在、2011年3月の東日本大震災とその後につづく福島第一原発事故の被災者を対象に、インタビュー調査をしています。
インタビュー対象者の中には、ご自宅が帰還困難区域になって現在に至るまで我が家に戻れないままの方もいらっしゃいます。とかく、被災者は周囲からのサポートを受けとるばかりかと考えられがちですが、中には避難先での支援を経て、今度は自分が地域の復興に役立ちたいと近隣の方々への超えかけや集いを企画して、サポートする側になっていらっしゃる方も多いです。
まだまだ終わらない災害の復興。私たちは忘れずに応援を続けたいと考えています。