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教員コラム

2013.07.04 - コミュニケーション学科  新年度に想う

新任教員として、現在、教養ゼミナールとゼミナールⅢを通してコミュニケーション学科での四年間を学んでいる最中です。
教養ゼミナールではまず、高校時代のほぼ倍となった1時間30分という授業時間に慣れてもらうことから始まります。次に2人1組で同じ課題に取り組み、その結果をグループごとに発表し、そしてクラス全体で討論を行なっています。ここでは、かならずしも正解がない問いに向き合って自分で解を創り出してゆきます。
ゼミナールⅢでは、毎回、就職活動を通して見えてきた学校教育というシステムや実社会について意見交換を行なっています。大学四年間を反芻しながら、何をどのように身につけてきたかを自問自答する場を提供できるように心掛ける一方、卒業論文執筆に向けて研究論文の書き方や口頭発表のやり方を実践的なかたちで向上してゆきます。
大学生活を始めたばかりの1年次と大学生活を修了しようとする4年次の学生のあいだを往ったり復たりしながら、コミュニケーションを通して共同性を身につけてゆく過程を共有することができるのはとても楽しい時間です。

旅先での風景

奥田 博子(コミュニケーション学科)