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教員コラム

2014.01.23 - 共生デザイン学科  瀬戸内芸術祭

10月の末から11月にかけて、瀬戸内海でフィールドスタディの授業を行いました。瀬戸内芸術祭を訪れるのが目的です。事前に、瀬戸内海の歴史と文化、芸術祭等のテーマで学習を行い、それぞれが自分なりのテーマを抱えての訪問です。スケジュールを立てるのももちろん学生自身です。島から島への移動は基本船なので、少ない本数の船の時刻表とにらめっこしながら一苦労。これも、デザインの一つです。
さて、当日。当然のことながら学生たちは自力で直島を目指します。なんと、神奈川から自転車ではるばる来た学生もいて、高松の港で彼らを発見したときは正直ほっとしました。
初日には、直島町役場で副町長さんからレクチャーを受け、島にとって瀬戸内芸術祭とはどのような意味を持つのか、芸術祭によって島はどのように変わったかなど、いろいろな視点から芸術祭や直島を考えるヒントを頂きました。直島は、実は環境の視点でも興味深い島。共生デザイン学科にはぴったりの素材です。
学生はそれぞれお目当ての作品があって、3日間かけてそれらをゆっくりまわりました。フィールドスタディは学年横断の授業なので、2年生から4年生までが参加しました。学生同士の交流も実に盛んで、教員にとっては学生の成長過程が実感でき、いろいろな収穫がありました。
お風呂も宿泊施設近くの作品を利用します。名実ともにアートに浸った3日間を過ごすことができ、皆大満足でした。

宿近くの銭湯
島の中に点在する作品を見学

水沼 淑子(共生デザイン学科)