2021.03.16 - コミュニケーション学科 道幸 俊也 コロナ禍におけるゼミ活動
2020年度コロナ禍によって春学期は全てオンライン授業となり、秋学期もオンライン授業と対面授業が混在することとなりました。ゼミナール活動も緊急事態宣言が発令されてから、様々な活動で制限が加わり、これまで準備していた計画が思うようにできませんでした。しかしながら、全く何もできなかったかというとそうではありません。活動に制限があったうえで、ゼミ生たちは何ができて、何ができないのかをZOOMというオンライン会議システムを駆使しながら、毎週木曜日にこれまでどおりに実施していたランチミーティングを開催していました。私のゼミナールでは金沢区キャンパスタウン補助金事業として採択されていた計画として「歩き方教室とフットパス※」がありますが、3密回避対策をしてもやはり実施は困難となり、その代替策としてコロナ禍で地元周辺の飲食店が困難な状況になっているのではないかということで、各店舗を紹介するデジタル新聞を発行することへとシフトすることとなりました。ただ、この場合単純に取り組み内容を変更するにも補助金事業という制約から容易に変更することはできません。金沢区へ変更願を提出し、それが認められてようやく変更できることとなっています。補助金は区民の方たちから徴収された税金であり、その大切なお金を使わせていただいているという意識をもつことはとても重要なことです。実際の取材も現地へ赴くことはできないので電話による取材を重ねており制作中となっています。また、これとあわせて昨年から続いているラグビールール教室もラグビー部員の協力ともと動画を撮影し、編集したものをYouTubeに投稿することができました。コロナ禍だからといって何もできないと諦めるのではなく、できない状況の中でも何ができるのかを皆で知恵を出し合いできるようにするためにはどのようにすれば良いのかを一生懸命考え抜くこと、これが本当に大切なのではないかということを実感させられた2020年度でした。
もしご興味があれば、こちらをご覧ください。
「ラグビールール教室」
こちらにはリーグ戦の試合の取材動画もあります。
※フットパス:「フットパス」とは、イギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】』のことです。本場イギリスではフットパスが国土を網の目のように縫い国民は積極的に歩くことを楽しんでいます。近年、日本においても様々な地域において各々の特徴を活かした魅力的なフットパスが整備されてきています。(日本フットパス協会HPよりhttps://www.japan-footpath.jp/)