2025.07.03 - コミュニケーション学科 増田 礼子 授業の演習は練習の場!~チャレンジすることが大切なんです~
2025年4月にコミュニケーション学科に着任いたしました。ビジネス分野の科目を担当しています。私が担当する科目は、演習を多く取り入れています。今回は担当科目の中から「ビジネス・リーダシップ入門」の授業内容について紹介します。
この科目は、科目名の通りビジネスにおけるリーダシップの入門編です。リーダシップというからには、発揮する対象となる組織があるわけです。たとえば、学生生活では「ゼミ」、「部活」、「サークル」などがそれにあたります。ビジネスの世界では、「部」、「課」や「プロジェクトチーム」などが対象となります。同じ組織に属しているからといって、全員が同じバックグラウンド、価値観、思考を持っているわけではありません。組織に所属するメンバは多種多様です。この科目では、こうした組織において、所属するメンバ同士が円滑なコミュニケーションを取りながら共通目標に向かって協同/協働していくためにどのようなリーダシップやフォロワーシップが求められるのかについて考えていきます。
授業は講義パートと演習パートの2つで構成しており、講義で学んだことをグループ演習を通して実践していきます。学んだからといってすぐにグループワークが上手くいくわけではありません。だからこそ、繰り返し「練習」する必要があります。失敗から見えてくること、次はこうしてみようと考えること、そしてチャレンジすること、それが大切です。初めは戸惑っていた学生たちも、授業を重ねる毎にグループワークに慣れてきているようです。
今はちょうど本科目の集大成である3週に渡るグループワークの最中です。これまでの講義内容とそれぞれの演習での気づきを通して得た知見を「グループワークがうまくいくための秘訣」としてまとめるべく、ディスカッションを重ね、発表に向けた資料を作成しています。授業の最終週には、全チームがそれぞれの秘訣を発表します。掲載時期の関係で、ここで発表風景をご紹介できないのが残念ですが、興味のある方はぜひ履修してください。一緒に考えていきましょう!
また、秋学期にはチームでプロジェクトゴールを目指す演習中心の「ビジネス実践演習」という科目があります。実践(チャレンジ)しながらプロジェクトを進めて行く科目ですので、入門編である「ビジネス・リーダシップ入門」で得た知見や気づきを、ぜひこの科目で実践する、練習する機会にしてください。
社会に出るとOJT(On-the-Job Training)という形が多く、こうした練習の機会もないまま実践に入っていきます。だからこそ、大学生活ではこうした練習の機会には積極的に参加して、「失敗上等!」位の気持ちでチャレンジ精神を持って授業に臨んでもらえると嬉しいです。