2025.10.29 - コミュニケーション学科 黒﨑 真由美 2025年度 ゼミナールIV
コミュニケーション学科の「ゼミナールⅣ」は、4年次秋学期に開講されます。卒業前の最後のゼミナールです。私の担当するゼミナールのテーマはアメリカ研究で、アメリカを学際的に研究しています。例年ゼミナールⅣでは、卒論(ゼミ論)の執筆を主な課題としています。ゼミ生は、それぞれが選んだテーマで論文を執筆します。中間発表等はあるものの、教員による個別指導が主体となっています。今年度の4年生は何かゼミナールの仲間と一緒にできることもしたいと言い、キャンパスが位置する横浜関内でのアメリカ探しをすることにしました。まず、横浜の歴史、横浜市刊行物、American Center Japanの資料等を紐解き、「関内におけるアメリカリスト」を作成しました。そして、それらを実際に辿ってみようということになりました。

写真1 横浜開港への道

写真2 日米和親条約の締結の地
10月20日(月)に、昼休みと3時限のゼミナールの授業時間の2時間半に1回目の関内歩きを企画しました。まずは開講広場の日米和親条約締結の地のパネルを見ます。そしてすぐそばのアメリカ領事館跡地を探します。その後アメリカ山公園を目指します。この公園は、全国初の立体都市公園ということですが、ホームページには「明治初頭の米国公使館ゆかりの地であり、戦後は米軍の施設用地として利用されるなどアメリカと縁のある場所」と紹介されています。

写真3 アメリカ山公園1

写真4 アメリカ山公園2

写真5 アメリカ山公園3

写真6 アメリカ山公園4
さて、どのような発見をすることになるのでしょうか。実はこのコラムは、10月20日以前に書いています。そして10月以降もアメリカ探しの散策は続くことでしょう。残念ながら月曜日が休館日の横浜市開港記念館、横浜開港資料館には20日の来館は叶わず、今後の訪問候補となりそうです。ペリー提督の横浜上陸の資料を見ることを期待しています。
卒論(ゼミ論)は、学生が自ら課題を設定し、考察を行うこと、それを通じて論理的な思考力や課題の解決能力を養うという4年間の集大成の学修となります。執筆する過程での努力は、卒業後の大きな力になってくれるでしょう。
教員コラム