MENU

教員コラム

2019.01.25 - 共生デザイン学科  撮ることと、作ること

私の専門はコンピュータグラフィックスですが、色彩や構図の勉強も兼ねて、普段からカメラを持ち歩いて写真撮影をしています。

見渡す限りの紅葉の中、緑の葉を見かけたので、メインの被写体と背景で色を組み合わせました。

このような構図に偶然出会えることもあり、発想を広げるきっかけにもなります。

写真は撮るだけでも勉強になることが多いのですが、加工によって表現の幅を広げることもできます。

これは私の授業で使用する写真で、最近はスマートフォンでも可能になったHDR撮影によるものです。HDR撮影は、暗い写真と明るい写真を合成して、暗い部分も明るい部分も見えるようにする技術で、上記の写真では夜にもかかわらず雲が見えています。

授業では、コンピュータで色を調整してレンガの赤色と空の青色を強調していきます。このような色彩は現実世界ではありえませんが、表現としては面白いのではないかと思います。

私の1年生の授業では、コンピュータの力を借りると面白いものが作れることを体験していきます。