2026.06.09 - 共生デザイン学科 神野 由紀 「京急ルーム」の提案
神野ゼミナールでは、通常はデザインに関する個人研究を進めていきますが、合間に3・4年生合同で共通課題に取り組んでいます。
昨年秋からは、三浦海岸の「マホロバマインズホテル三浦」のコンセプトルームを企画する活動を始めています。初年度のお題は京浜急行をコンセプトにした「京急ルーム」です。京急から実際の車両部品などを提供していただき、本格的な空間を考えました。学生たちが一人ずつ考えたアイデアをひとつにまとめた基本コンセプトが「海に向かって走る列車=京急」です。都心から出発して横浜の郊外を抜け、海に向かってひたすらまっすぐ進む京急のイメージを客室空間で表現しました。マンションのようなコンドミニアム式の素晴らしいオーシャンビューの室内を活かして、玄関から廊下、リビングへと続く細長い空間を列車内に見立て、それが次第に都会から海へと向かっていく旅の様子を表現しました。ICタッチの改札口にはじまり、車窓の変化する景色、さらには「音」を使って海に向かう臨場感を表しています。京急で少し前までに使われていた「ドレミファインバーター」の音で出発し、都会の喧騒の音、郊外の子供たちの声、そして最後に到着したリビングでは、波音とカモメの鳴き声が広がるというサウンドスケープをデザインしました。そのほか、ホテルと京急をコラボさせたキャラクターや、大人も子供も楽しめるプラレールコーナーなど、「鉄道マニア」も「親子」も楽しめるような部屋を目指しました。これらの提案は、今年秋には実際にホテルのコンセプトルームとしていくつか採用していただけるそうです。



教員コラム