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教員コラム

2023.03.07 - 共生デザイン学科  物語の力を借り未来を創造する「SF思考」

私は創造的思考法(Creattive Thinking)の研究を行なっています。これは「クリエイティブな発想を人々からうまく引き出すにはどのようにすれば良いか」という研究です。私の研究室のゼミ生は、自然と創造的思考法を卒業研究のテーマとすることが多くなります。

このコラムで紹介するのは、県内某小学校の小学6年生を対象に佐々ゼミの4年生学生2人が、SF思考のワークショップを試みて卒業研究としたものです。

SF思考とはSF作家の思考を参考にして未来を創造し物語によってそれを描く手法です。新しいことを生み出したり将来像を描くための方法で、近年とても注目されています。
卒業研究では、小学生の住む町の2050年の姿を創造し未来の姿を描くことに挑戦しました。奇抜な発想や意外な展開が発表されて大変盛り上がりました。この手法の可能性を多いに感じることができました。

これからもこの研究を学生と一緒に継続していきたいと思います。

▲小学校の教室でワクワクする未来を描く方法を小学生に説明。
まずはルールを説明「否定的なことから入らない、人のアイディアにのっかてOK、とんでもないアイディアOK、とにかくアイディアをいっぱい出そう!」
次に「ワクワクすること何?」と質問。「担任の先生が休みの時!」という小学生の回答には大爆笑!

 

△ワクワクする未来を「未来日記」という形式でを作文をしてもらっているところ
スラスラと何枚も書ける小学生もいれば、最初の一行で悩む子も、、、

参考:佐々ゼミナール ホームページ

本コラムをご覧の社会人の方へ

5月にSF思考ワークショップを関東学院大学の公開講座で実施いたします。
そこではSF思考を学生と共に体験することができます。
詳細が決まりましたら、このコラムでご案内いたします。