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教員コラム

2015.04.16 - コミュニケーション学科  「基礎ゼミナールの楽しみ」

初めての基礎ゼミナールの授業を通して、学生とともに話し合い、意見を交換し合うことの大切さをあらためて実感しています。

二年次になって大学生活とアルバイトの両立も板についてきたところ、大学生活の残り二年半をともに過ごすことになるかもしれない顔見知り程度でしかなかった基礎ゼミナールのメンバーを知ってもらうことから始めました。就職活動での自己PRを念頭に置いて、スピーチの構成や話し方を工夫してもらえるように努めながら、まずは自己紹介、アルバイトで学んだこと、好きな音楽や映画といったように、毎回トピックを決めて一人ひとりにプレゼンテーション形式で話してもらいました。

授業の最後には、三・四年次になるとゼミ旅行へ行くことができるようになるため、ゼミ旅行を企画してみようということになりました。3つのグループに分かれて行く場所、時期と期間、交通手段、理由といったところから、バラバラだった意見が徐々に集約されていくなかで企画立案の難しさと楽しさを学んでいたように見受けました。最後の授業でグループごとに立案したゼミ旅行の企画を発表したところ、驚くほど自然なかたちでいつ、どこへ、そして何をしに行くのかといった旅程がクラス全体でまとまっていきました。

来年度は、この企画したゼミ旅行を実行に移していく過程をともに体験できることを楽しみにしています。

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「ある風景」

奥田 博子(コミュニケーション学科)