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教員コラム

2010.08.26 - コミュニケーション学科  コミュニケーション学科 松下倫子ゼミナール

『社会人基礎力とゼミ合宿』

「社会人基礎力」とは、経済産業省が提唱している「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで、「前に踏み出す力(アクション)」、「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」の3要素で構成されています。
http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/ 参照)

大学におけるゼミナールの授業は、学部での勉強の総まとめとしての研究活動であると同時に、まさに、この「社会人基礎力」を育む総合的活動であるといえます。
コミュニケーション学科のゼミナールは、2年生の秋学期から始まります。卒業までの2年間と半年の間に、同じメンバーで様々な体験を重ねていくことで、人間として大きく成長していきます。

(↑4年生の卒業論文発表会の様子)

松下ゼミナールでは卒業までに3回のゼミ合宿を実施しています。
2年生春の合宿は、テーマは学生自身で決めますが、実施計画は教員が策定します。

3年生夏の合宿では、テーマも実施計画も、すべて学生が決定します。
大学からの補助金をどのように使うか、夏休みで帰省しているゼミ生たちが集まり易い交通手段は何か、など、合宿そのものとは直接関係ない要素も考慮しなければ、良い計画が立てられません。

3年生2月の合宿は、他大学との合同ゼミ合宿です。岩手県立大学ソフトウエア情報学部の渡邊研究室の講座合宿に参加します。会場は、雪に覆われた岩手県八幡平です。

(↑岩手県立大学からの眺め。このバスに乗って出発)

初めて顔を合わせる他大学の学生たちと、少人数のグループワークを行い、プレゼンテーションを行います。最初は緊張していた関東学院生も、発表後の懇親会では、県立大の学生たちと打ち解けてきます。

初めてのことに挑戦し、自分がすべきことを考え、他のメンバーと協力し合う。
ゼミ合宿での経験を通じて、学生たちの成長を実感できることは、とても幸せです。

松下 倫子(コミュニケーション学科)