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教員コラム

2020.10.08 - 共生デザイン学科  小林研と小林ゼミ

人間共生学部 共生デザイン学科の1期生が卒業していきました。みなさん、ご卒業おめでとうございます。4年前の私は理工学部に所属していて、共生デザイン学科の開始と同時に授業を受け持つようになったので、1期生の卒業は感慨深いものがあります。

そして、理工学部の映像クリエーションコースで最後の代となる学生も卒業していきました。私は映像クリエーションコースの小林研究室も担当していたので、人間共生学部と理工学部の二つのキャンパスを往復する生活が終わり、研究室も片付けてホッとしている一方、二つのゼミを掛け持ちしていた密度の高い日々を懐かしく感じます。

私が関東学院大学に来たのは2009年で、当時の学生は私自身の専門でもあったコンピュータグラフィックス作品を制作していました。その後、学生がやりたいと言った事は大抵OKしていたので、写真やアニメーションを制作する学生も増え、さらには音楽やVFXを制作する学生が出てきたり、ゲーム制作が流行したりと、何でもする研究室になりました。

大学は自由な場なので「自分の作品だから作りたいものを好きに作って良い」と授業でよく話していた一方、「大学の授業成果として発表できるような高いクオリティに仕上げる」ということも伝えてきました。

作品や技術力が認められてゲーム会社やデザイン会社に就職した卒業生も何人か居て、とある大作ゲームのスタッフロールで卒業生の名前を見た時に、こういう形での再会も良いものだと思いました。

今年度は全国規模のコンテストで学生が入賞するなど「小林研」は10年間でずいぶん成長したと実感しました。

2019アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA(学生/動画部門・入賞)

https://adaa.jp/ja/winners/winners2019.html

 

作品は下記アドレスからご覧いただけます。

「AQUA TRAVEL」作者:星 賢太

 

そして現在、共生デザイン学科の小林ゼミナールではデジタルイラストを制作する学生が増えてきて、これまでとは異なる方向性の作品を見る事ができそうです。

先日、教室の入れ替えがあり、このタイミングで小林ゼミナールのゼミ室もリニューアルしてコンピュータ環境や参考書を充実させました。

ちなみに、理工学部では3、4年生は「研究室」に所属して研究室で作業を行い、共生デザイン学科では「ゼミナール」に所属してゼミ室で作業を行います。

「小林研」から「小林ゼミ」へと一つの時代の区切りを迎え、新しい時代への期待が高まります。