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教員コラム

2015.02.19 - コミュニケーション学科  異文化理解のための実践活動

施ゼミナールでは、海外現地の人々と直接に触れ合うことによる異文化理解のための研修活動を毎年行っています。2014年度では、学生を引率し、韓国(6月、ソウル市と大田市)と台湾(11月、台北市)、それぞれの特有な文化について体験し調査を実施しました。

韓国の文化研修では、ソウル最大の繁華街である明洞(ミョウドン)と韓国中部圏最大規模の歴史ある伝統市場-「中央市場」(大田市)、本学の協定校である韓南大学(大田市)を訪れ、韓国の食文化と庶民の食生活、若者文化を調べました。そのなか、とても驚いたのは、かつて韓流ブームで日本人観光客が溢れていた街は、現在中国語があちらこちら飛び交っており、看板や各種標記も中国語が目立っています。

台湾の文化研修は、台湾独特の夜市文化体験および本学の協定校である「輔仁大学」の大学生との交流がメインの内容でした。街の中に点在している夜市は、現地の人たちにとって日常生活の一部であり、家族の団欒や仲間と親交を深めるための場所となっているようです。毎日がお祭り!のような夜市からは人と人との触れ合いによる街の活気を肌で体感することができました。

研修にあたって、学生たちは事前学習、企画、調査実施、事後報告という一連のプロセスを経て、企画力や実行力、コミュニケーション力、プレゼン力などのさまざまな能力を鍛えます。今後もこのような実践活動を継続して実施していきたいと思います。

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施 桂栄(コミュニケーション学科)