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教員コラム

2015.01.15 - 共生デザイン学科  卒業研究審査会

去る12月20日、21日共生デザイン学科卒業研究審査会が開かれました。当学科では卒業研究は選択科目で、今年も4割ほどの学生が審査会にのぞみました。

卒業研究の内容は共生デザイン学科の幅の広さをそのまま表していて、大変興味深いものがあります。生活デザイン分野の研究では、スヌーピーやムーミンなど海外キャラクターの受容過程についての研究、ぬりえ作家蔦谷喜一が描いた情景に着目した研究、環境保全分野では人間共生学部生の環境意識を継続的に調査した研究や子どもの自然体験学習の効果についての研究、居住環境デザイン分野では追浜の空き家を活用したシェアハウスプロジェクトに関する研究や、横浜の観光スポットのイメージに関する研究などが発表されました。これらは論文ですが、共生デザイン学科ならではの制作による卒業研究もあります。今年の制作には、湯河原の旅館建築の再生、団地再生、キャンパス再生などいわゆるリノベーションにチャレンジした作品や、共生デザイン学科の演習系科目の中で4年間繰り返し考えてきた住宅のあり方について、卒業研究でも更に追求した作品、人間の違和感について制作を通して迫ろうとした作品など力作が目白押しでした。

審査会では質疑応答もあり、教員からの厳しい質問にもみな堂々と答え、4年間の成長を実感させてくれました。大変だからこそやりがいのある卒業研究。3年生のみなさん。来年は是非チャレンジしてみてくださいね。成長すること間違いなしです。

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水沼 淑子(共生デザイン学科)