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教員コラム

2012.09.13 - 共生デザイン学科  共生デザイン学科 神野ゼミナール

神野ゼミナールでは、通常授業のゼミに加え、積極的に大学の外に出て見学会などを行っています。この春学期は、六本木の21_21 Design Sightで開催された「テマヒマ展」に行ってきました。東北地方の伝統工芸をその地方の伝統的な食に結び付け、東北地方の人々の昔から変らない、スローな暮らしを浮かび上がらせる、という新しい視点で取り組んだ展覧会でした。「食」をデザインの展覧会でどう展示するのかに興味があったのですが、そこは深澤直人氏による非常に洗練された、コンセプチュアルなディスプレイ構成となっており、見る者に新しい発見を与えてくれました。この展覧会の企画には、現在本学科の「食文化のデザイン演習」の非常勤講師をされている奥村文絵先生も加わっています。

テマヒマ展 いぶりがっこ(秋田県横手市)

見学の後は、祐天寺にあるkeatsというお店に移動しました。古民家を改造した趣のあるお店では、雑穀やその他食品、日用雑貨、盆栽や金魚などが販売され、マクロビオティックを実践しているカフェも併設されています。懇親会では店のこだわりの料理を味わい、食文化とデザインを探る一日を終えました。

神野 由紀(共生デザイン学科)