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教員コラム

2015.09.10 - 共生デザイン学科  学生の短期ドイツ研修を終えて

人間環境学部の2014年度国際交流事業として、2015年2月17日から一週間、学生9名とドイツを訪問しました。本海外研修の主目的は、本学の学術協定先であるTITK研究所(チューリンゲン州)との交流でした。近年、TITKはドイツ自動車メーカーとの「炭素繊維リサイクル」に関する共同研究で成功を収めています。TITKは、環境影響を配慮しながら新技術の開発を進めており、本学での研究や教育おいて、参考にすべき点が数多くあります。

今回、学生達は、ドイツの研究施設を見学する中で、さまざまな実験装置とその目的を学び、環境にやさしい製品開発の5ゲン主義(原理、原則、現場、現物、現実)を理解することができました。あわせて、TITKにて、学生達はプレゼンテーションを行い、研究所の方々との交流をはかりました。学生達は、「日本の産業技術や環境問題、文化、歴史」について、各自のテーマを決め、ドイツの研究者の前で、英語でプレゼンテーションを行いました。今回のテーマは、日本におけるエコ・カーや満員電車、ゴミ問題、東日本大震災、江戸の暮らしなどでした。真剣な学生の発表に対して、ドイツの方々より、丁寧な質問と助言を頂くことができました。例えば、「日本の扇子は、素材とエネルギーにおいて、環境にやさしい」との意見をもらいました。学生の多くは、外国でのプレゼンテーションは初めての経験で、緊張していましたが、全員が礼儀正しく対応できたことは、大変に喜ばしいことでした。

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佐野 慶一郎(共生デザイン学科)