教員紹介

人間共生学部教員コラム vol.23

2009.05.28  野中 昭彦

コミュニケーション学科 野中昭彦ゼミナール

野中ゼミではコミュニケーション学を学びます。日本ではまだ馴染みのない学問かもしれませんが、コミュニケーション学とはこの世の中で最も古い学問の一つです。その起源は2500年ほど前のギリシャ時代にさかのぼります。当時、多くの哲学者が難しいことを考えていましたが、それを一般人に伝えようとして(1)情報伝達のスピーチと(2)説得のスピーチ、という2つの演説法を作り上げました。これをレトリックといいます。アメリカの大統領選挙で演説が上手な候補者が多くの支持を集める理由はそこにあります。残念ながら日本の政治には他の要素(例えば世襲だとか元芸能人とか)が強いようですね。最近では日本でも「プレゼン」に象徴されるように、人前で話をすることが重宝されるようになりました。ただ、日本で言うプレゼンは単にパワーポイントを使って話す、という感じで捉えられているかもしれません。しかし、本来人前で話すのはそんなものではありません。説得力ある話をすることが先行するべきです。

 

 

さて、レトリックは何も演説に限ったことではありません。1対1の対人コミュニケーションでも情報伝達や説得は存在します。また文化が変わればコミュニケーションスタイルは変わります。私の専門はこの対人コミュニケーションと異文化間コミュニケーションです。メッセージの交換があれば基本的には何でも研究領域になります。私が関東学院大学に赴任してまだ3年ですので野中ゼミ1期生がようやく卒業したばかりですが、彼らの研究には若者の海外旅行離れをcultivation理論を用いメディアのメッセージとの関係から分析した研究や、対人距離と人間関係を非言語コミュニケーションの観点から分析した研究、また自己開示をすることで自分自身がどう映るかを自己呈示という概念で分析したものなどがあります。これだけでは読んだとしても何のことやらさっぱり分からないかもしれませんが、野中ゼミで勉強することで完全に理解できることでしょう。

 

 

野中 昭彦(コミュニケーション学科)

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