教員紹介

人間共生学部教員コラム vol.96

2012.04.19  山﨑 稔惠

共生デザイン学科の、萠えいずる春

4月3日、日本列島を襲った、あの春の嵐にも蕾を落とさず、枝を折ることなく、ここ室の木校地の桜もいつもどおり美しい景色を見せています。さすがに古来より歌に詠まれ、物語に綴られ、絵画に画かれるなど、日々の暮らしのなかで人びとがこころを寄り添わせてきた花の風格を感じさせます。

 

 

桜とエテルニテ棟

 

 

いつだったか、染織家の志村ふくみさんが桜について書かれた文章を読んだことがあります。そこには、桜色に染めるには桜の花弁ではなく、幹を使わなければならないこと、それも桜が開花する前、三月ころの幹であることがのべられていました。桜が花を咲かすために幹に宿している命が桜色に染めるのだそうです。花の時期がくるのを待ちながら、一年をかけじっと命を貯める。すさまじい風雨に耐えられたのはその生命力ゆえであったのではないか? 翌日には一気に開花した桜を眺めながら、つくづくそう思いました。はらはらと花びらを散らし始めた桜はまもなく若葉の時期を迎えます。そうしてまた、つぎ春のためにたゆまず力を貯めてゆく――。
世界は歴史の転換期に立たされているといわれるいま、折しもこの自然界の生命や生態のありように触れて思ったのは、人間は「生きる」環境のすべてを根本的に考え直してみなければならない、ということでした。わたしたち共生デザイン学科は新入生を迎え、今年度も学生数400名余りでスタートを切りました。学生たちがそうしたことを地道に根気よく主体的に学び考え、未来を拓く意志を培ってくれることを切に願っています。

 

 

★さる4月7日エテルニテ棟にて新入生歓迎会(フレッシュマンキャンプ)を開催いたしました。軽食のパーティー形式で。プログラムは教員1名と上級生5人によるスピーチ、「友だちつくろう大作戦」という趣旨のもと名前合わせによるビンゴなど。愉快なひとときをすごしました。

 

 

自分に課すハードルは高くと、
ドイツ研修旅行に参加した4年生の金沢くん。
精神的な豊かさについて考えようと、
哲学のゼミに所属する3年生の藤岡くん。

 

歴史や風土に目を向けることも大事と、
設計の授業を通じ実感したと2年生の中尾さん。
くじけず責任を果たすことが自分を育てると、
HED代表を務めた4年生の牧野くん。

 

問題意識をもって社会的活動をしようと、
HEP代表を務める3年生の坂上さん。

 

 

* HED(Human Environmental Design) 本学科の設計系の演習および卒業研究など一年の成果を発表するために
設けられた展示委員会。
* HEP(Human Environmental Project) 他大学とも連携し、ごみの削減、分別など横浜市のG30プラン、
つづく3Rを推進する学生環境サークル。

 

 

上級生の話に耳を傾ける新入生たち。 ビンゴカードにお友だちの名前を書きっこする新入生たち。

 

 

山﨑 稔惠(共生デザイン学科)

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